牡丹の育て方 〜立てば芍薬、座れば牡丹〜
「花がもっと好きになる」「花がもっと楽しくなる」
を販売しているゲキハナです。
本来ご購入いただいた方に向けてお送りしている
育て方のサポートメールを特別にお見せしますね!
**
ゲキハナの「牡丹」をお買い求めいただき、
誠にありがとうございます。
「立てば芍薬、座れば牡丹」
こんなことわざがあるくらい、
美しいお花といわれている牡丹。
見ればその美しさに、
思わずうっとりとしてしまいます。
そんな牡丹の育て方をご説明していきますね。
―――――――――――――――――
1.牡丹が我が家に到着!!
どこに置こうかな
―――――――――――――――――
牡丹は、お日様の光が大好き。
そのため、南か東側の
太陽がよく当たる窓辺がおすすめです。
たくさん日を浴びることで、
よく咲いてくれますよ。
そして、お花が咲いたら、
玄関などのなるべく涼しい場所に置くことで、
お花が長持ちしてくれます。
エアコンの風は、苦手な存在。
牡丹に直接当てないようにしてくださいね。
―――――――――――――――――
2.美しいお花を咲かせるために。
お水のあげ方とは?
―――――――――――――――――
待ちに待った牡丹が届いたら、
フィルムとラッピングを外して
1度たっぷりとお水をあげましょう。
その後は、土が乾いたらたっぷりをあげてくださいね。
土が乾いてない時に、お水をあげてしまうと、
根腐れをしてダメになってしまいます。
「土が乾いた状態がいまいちわからない…。」という方。
たっぷりとお水をあげた後に、
片手で鉢を持って、重さを覚えておきましょう。
そして1〜3日くらい経ったら
もう一度、鉢を持ってみてください。
このとき鉢が軽くなっていたら、
お水を吸った証拠です。
そしたら、またたっぷりとあげてくださいね。
―――――――――――――――――
3.また来年もよろしくね。
お花が終わった時に加えるひと手間
―――――――――――――――――
見とれてしまうくらいに美しい牡丹。
せっかくなら翌春からも
お花を楽しみたいと思いますよね?
そんな方は、お花が終わったら、
しぼむ前に花茎ごと切ってあげましょう。
※12月〜1月にお花付きでお届けした牡丹は、
茎の根元から切ってくださいね。
せっかくのお花を切ってしまうのは、
少し寂しいかもしれません。
しかし、終わったお花をそのままにしておくと、
実を作ろうとして栄養が使われてしまいます。
その結果、株が弱ってしまうのです。
花茎から切るのは、ほんのひと手間。
このひと手間で、その後の生育が大きく変わってくるのです。
そして、お外にも出してあげましょう。
外の寒さにしっかりとあてることで、
冬だと認識し、葉っぱを落とします。
春が来たら、暖かさを感じて、
また元気に芽を出してくれますよ。
冬、葉っぱが落ちるまでは、
土が乾いたらたっぷりとお水をあげます。
葉っぱが完全に落ちた後は、
土が乾いたら、土が湿る程度に軽く、
お水をあげてくださいね。
―――――――――――――――――
4.楽に育てる方法とは?
おすすめはお庭に植えること
―――――――――――――――――
*庭植え*
水やりもほぼしなくて大丈夫な庭植え。
そのため、楽して育てたい方は、
お庭に植えるのがおすすめです。
場所
暑さに弱い牡丹。
そのため、夏には木や建物で西日が防げ、
半日陰になるような場所に植えましょう。
土には堆肥を混ぜてください。
庭に深さ30〜40センチほどの穴を掘って、
その中に植えます。
ここでポイントなのが、
株の根元に土を盛るということ。
根元が5〜10センチほど隠れるようにして
土をかけてあげてくださいね。
その理由とは?
実は、一般的に出回っている牡丹は、
芍薬の根っこに接ぎ木をして生産されています。
芍薬の根っこと接ぎ木の相性がいいから。
そのため、極端ですが、
今の根っこは芍薬の根っこということになります。
しかし、牡丹の株元に土を盛ることによって、
土の中で牡丹が自分の根っこを出してくれます。
これが出来なかったら、
来年育たなくなったり、
芍薬の根っこが成長して下から芍薬が出てきたり
してしまう可能性があるのです。
芍薬が出てきたら嬉しいかもしれませんが、
牡丹の成長を妨げる原因になってしまいます。
そのため、株の根元には
しっかりと土を盛ってくださいね。
水やり
植え付けた後、1度たっぷりとあげたら
あとは雨という自然の力にお任せしましょう。
真夏に雨が降らない日が続いたときだけ、
お水をあげてくださいね。
*鉢植え*
植え替え
あなたのお家へやってきてから、
2年は植え替えの必要がありません。
2年経ったら、一回り大きい深めの鉢へと
植え替えてあげてくださいね。
8号鉢なら10号鉢が目安です。
ずっと同じ鉢のままだと
根っこがギュウギュウに狭くなってしまいます。
そうなると、夏に水枯れを起こしやすくなります。
そのため、牡丹に快適な生活を送ってもらうためにも、
植え替えてあげましょう。
場所
日当たりが良い場所がお好み。
しかし、牡丹は暑さには弱いため、
夏は半日陰へと避難させてください。
きつい西日から守ってあげましょう。
水やり
土が乾いたら、たっぷりと。
―――――――――――――――――
5.お花を大きく咲かせるためには?
裏ワザをご紹介
―――――――――――――――――
美しい牡丹が、大きなお花を咲かせたら、
とてもすてきだと思いませんか?
実は、迫力のある大きなお花を咲かせるための
裏ワザがあるのです。
それは、お花の数を絞り込むということ。
春にツボミが出来始めたら、
咲かせたいツボミを2つくらい残します。
そしてそれ以外のツボミを切り取ってしまいましょう。
もったいない気もしますが、
これも美しく迫力のあるお花を咲かせるため。
他のツボミを切り取ることで、
咲かせたいお花に栄養が集中し、大きく育ってくれるのです。
また、お花の数を絞らないと、
たくさんのツボミに栄養を使わなければいけません。
結果、株が弱ってしまうことも。
ぜひ、大きく咲かせたいツボミ以外は、
切り取ってくださいね。
春から初夏にかけて、
とても美しいお花が咲いてくれますよ。
そして、お花が終わったら、
昨年同様にしぼむ前に花茎ごと切りましょう。
ここまで読んでいただいた方へ特別に、
もうひとつの裏ワザをご紹介します。
それは、初夏に出てきた赤っぽい芽も、
数を絞り込むということ。
1本の枝から育てる芽を2つくらい残し、
あとの芽は摘み取ります。
すると、栄養が残した芽に集まって、
芽が元気に成長してくれますよ。
―――――――――――――――――
6.肥料は必要?
―――――――――――――――――
実は牡丹、肥料が大好物。
そのため、芽が出てくる春と、
根っこが伸びる秋の成長期には、
固形の化成肥料をあげましょう。
お花が終わった後も、
「おつかれさま!」と一言添えて、
固形の化成肥料をあげると牡丹が大喜びしてくれます。
―――――――――――――――――
7.元気に育てるには?
剪定が重要です
―――――――――――――――――
牡丹が元気に成長していくためには、
剪定が重要になってきます。
多湿の環境が苦手な牡丹。
枝や葉っぱが込み合ってくると、
風通しが悪くなり、
蒸れやすく病気にかかる可能性も高くなります。
そのため、葉っぱが枯れている冬に剪定を行いましょう。
選定のやり方
まず細かい枝を切り捨てます。
そして、
初夏に残した赤い目が出ている3センチくらい上をカット。
枝の切り口が赤い芽の反対側を向くように、
斜めにカットしてあげてくださいね。
赤い芽に向かって斜めにすると、
雨のしずくが枝の切り口へと乗った際、
赤い芽に流れて、腐ってしまいます。
ささいなことのように思えますが、
牡丹にとっては命に関わる重要なこと。
注意してくださいね。
見る人を魅了する、
美しいお花、牡丹。
あなたの手で育てた牡丹は、
何にも代えがたい大切な存在になるはず。
ぜひ、愛情たっぷり育ててくださいね。
**
もし!
お花の育て方で、分からないことや不安なことがあれば、すぐにご連絡くださいね。
私たちゲキハナメンバーが、みなさまの困ったを一緒に解決いたします!
販売中の商品はコチラ
※そのほかの牡丹(ぼたん)は < こちら > から |